絶対城先輩の妖怪学講座 五

絶対城先輩の妖怪学講座 五/峰守ひろかず

いつの間にやら出ていました。
今回は河童の話!

ついに、QEDシリーズと絶対城先輩で同じネタをとりあげましたね。
どちらも読んでいる私としては両者の意見や取り上げ方の違いも楽しみながら読みました。

各章ごとに別の妖怪が絡んだ事件を扱い、その中に伏線を張ってラストにつなげていく方法は全巻と同じでしたが、
今回の方がそれぞれの事件が独立していて、いろんな分野の妖怪の話が出てきてとても楽しかった。
伏線として軽い事件があるのは疲れている体にはちょうどよかったです。

この間では今まで散々思わせぶりに漂わせていた絶対城先輩の過去の話が少しわかります。
これからはどんどん因縁がらみの事件も増えていきそうな終わり方もしていましたし、それに伴って大物妖怪の話も出てきそうでわくわくしています。
比較的知っている妖怪の話だと、自分の知識と照らし合わせて読めるのでより一層楽しいですね。

QEDシリーズでは、妖怪の伝承が生まれた経緯などを歴史(政治)的な観点から見ていましたが、
こちらのシリーズはファンタジーの度合いも大きいですが生物学的な見地から推論を出すことが多いのかなと思います。


妖怪ウォッチでも河童先輩をパーティーに入れているので(ウバウネ戦で外しちゃったけど)今河童の話されるといつもよりうれしいです。