桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ 浅井リョウ


作!者!が!年!下!!!!!!
それだけで正当な判断が出来ません。
だって悔しいじゃん!だってさー年下だよ?
そりゃーこっちが小説書き出したのは最近だけどさー
でもそういうんじゃないじゃん?なんつーかさー才能じゃん?才能あるじゃん?
つまり俺には才能ないって事じゃん?
つーかさ、この年になって何も成果が出てない時点でお察しーって感じ?
でも認められないっつーかさ、認めたくない気持ち、あるじゃん?
年下で成功してる人とか見るとさ、そこに向き合ってしまう訳よ。意図せずに。
ねえ、もう!
しかも直木賞



読んでる最中は面白かったです。
面白いと言うか、作者と年が近いだけあって高校時代の風景がそのまんまでした。
やたらチャットモンチーに傾倒する女子、いました。
やたらラッドウィンプスを推してくる男子、いました。
すごいエモかった。おもわずほとんどやってなかったフェイスブックで高校の同級生に申請を送りまくってしまった。

そしたらさー、みんなちゃんと働いてたりしてんのな!
結婚してる人もいるし、子供いる人(しかし名字は変わっていない…一体…)もいるし、
しかもみんなまだ一緒に遊んだりしてんのな!
うへー。

話は前田涼也のやつが一番好きです。
リア充の自分語りって、読んでも面白くないですね。
いや、自分がリア充憎いからとかそういう意味ではなく、小説的に?

映画の方がすっと来る作風かもとか思いました。
映画も見たいなー。いつか、青春を思い出したせいで傷ついた心が癒えたらな!
(青春と言っても一般的に青春時代と言われるときの事であってウェーイ!みたいなことはほとんど無かったですよ、ええ)