絶対城先輩の妖怪学講座

絶対城先輩の妖怪学講座 峰守ひろかず

これ絶対面白い奴やろ!!!!!!
と思って、発売すぐに買いました。
作者はほうかご百物語峰守ひろかずさん。俺ミーツリトルデビル!、選ばれすぎしもの!とハーレムっぽい作品を電撃で出してから、また妖怪ジャンルに戻ってきました!!!!まってました!!!!!

最初に立ち読みであとがきを読み、「ストーリーの都合上、意図的な曲解や強引な解釈を」してると書いてあったので不安になってしまったのですが、
そんなに心配する事はなかった!
タイトルから思っていた通り、妖怪学をメインとした話でした。

妖怪学とはなんぞや、ということはあまりはっきり理解していなかったのですが、キャラクター的でも能力バトル的でもない妖怪ものというだけで大分期待値は高かったです。
妖怪版QEDみたいな小説を求めていた私にとってはうってつけのものでした。

まあ、本作の主役である絶対城阿頼耶はタタルよりもかなり取っ付きやすい性格の人間ですが。
タタルと四ッ谷先輩の中間くらいかな?四ッ谷先輩よりの感じでした。

内容も、色々な校内の問題を妖怪の仕業にでっちあげて解決するというもの。四ッ谷先輩っぽいですが、絶対城先輩の説明は詭弁ではなくきちんとした妖怪の知識からでてくるもの。
伝承として伝わる妖怪は、妖怪として扱われていた歴史を残したものによって都合の悪い人間たちだって言う意見も出てきて、そのへんはQEDっぽいかと。

物語終盤になるとファンタジー要素が増えてきますが、そのままやり続けても地味になってしまうのでいいアクセントだと思いました。


早く続刊でないかなー
あとがきには続刊出るか微妙ーみたいな事書いてあったので、ファンレター書こうかなー。


しかし、妖怪についてはそこそこ知識があると思ってたのですが、、、真珠庵本とかなんやねん!て感じでした。
もっと色々学びたいですねー妖怪好きなんで。