アンドロイドは電気羊の夢を見るか
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
- 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/03/01
- メディア: 文庫
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アマゾンのリンクを張るようにしてみようかと思いました!親切!か?
実はサイコパスを見る前に読み終わってました。
帯がサイコパス使用です。マキシマさんおすすめの作者として作中であげられていましたね。他のキャンペーンの作品も、作中の台詞が引用されたそれぞれの帯がついています。
全部買おうかと思ったんですが、高いんですよね。深夜+1とかなんて1000円くらいするんだぜ。読みたいけれども。
感想という感想が思い浮かばないですが、謎を多く残したまま終わってしまった作品でした。
そういえば家にあったものを小学生のときに読んで何も分からなかったんですよね。ルーバにフォークト=カンプフ検査をするところがエロかったと言う記憶しかなかったです。(全然エロくなかった)
マーサー教が、アンドロイドによってネタばらしされても恐らく消えないであろう事を読者である私も感じられたのに、
アンドロイドは一生理解出来ないというところがなんか感動しました。
作中、アンドロイドと人間の差があまり感じられなくなってしまうのですが、マーサー教云々でやっぱり違うんだなーと思い、
クモを殺してしまうところで、やっぱりアンドロイドは悪なのではと思いました。
色々な人とアンドロイドの思惑が交錯して、バラバラなまま結末まで突っ走っていく感じが新鮮でした。
古い小説ってこんなすっきりしない結末が多い気がします。
世界観の設定に関しては、私ももう少しちゃんと考えなきゃなーと思ったり。
火星の話とか一切出てこないのにちゃんと決まっていそうな感じ。
時間をあけてまた読み返したい本です。