アリス・リローデッド ハロー、ミスター・マグナム
アリス・リローデッド ハロー、ミスター・マグナム 茜屋まつり
第19回電撃小説大賞、大賞作品!
西部劇と魔法を組み合わせた話でした。
面白かったです。
主人公は魔法銃。(喋るモノと言う設定になんか既視感あるなーと思ったのですが、キノの旅のモトラド)
未来消滅したわーとおもったら過去に飛んで、消滅させないように頑張る話です。ガンだけに☆
同じ世界線の過去ではなく、パラレルワールドに飛んだようにおもいます。
主人公のアリスと銃は色んなところにいって、その度に銃ぶちかまして問題おこすんですけど、
一つ一つが結構ボリュームがありました。
ボスは魔女なんですけど、そいつを倒すまでに、市長を襲ったり、ギャングと戦ったり、ギャングと戦ったり、
これを受賞作1作にまとめるのはかなりの手管。さすが大賞と思いました。
いやーでも、ばったばったと敵が死んでいくのは痛快ですね!
ちょっと気になったとこは
・過去も登場人物がほとんど変わらないので、ぼんやり読んでいると紛らわしい
・ルビがうざいくらいある(西部感は出てるっちゃ出てる)
・ストーリーがすごい進むので、キャラの掘り下げが少ないような……
でもキャラのことばっか言ってても、キャラクター紹介で一巻使うなよと思ってしまうジレンマ(ハルヒしかり、お留守バンシーしかり)
どっちかというと、キャラクターについて謎(興味)を残しておいた方が続刊買う気になるような気もします。
バンプの過去、ロッキーの過去、ホークアイがどうしてそこに至ったかなどなど、もっと掘り下げて欲しい気が。
あとゾォードも。
あ、あと
・登場人物の名前がありきたり
結構気になりました……よくある名前の人とか、誰が誰だか分からなくなった。
でもやっぱ大賞ってすごいよね。
作家さん、すごい勉強しているはず。