殺戮ゲームの館 上

殺戮ゲームの館 上 土橋真二郎

インシテミルみたいなの読みたいなーと思って購入。
しかし、思ってたのと違いました。

インシテミルがミステリよりだとしたら、こちらはホラーよりかな?
心理を見せていく感じでしょうか。

主人公達ミステリサークルの面々は集団自殺があったとされる廃墟を探しに田舎の方に行くんですけど、
その途中で何故かみんな記憶を失い、探していた廃墟ではない建物に閉じ込められます。
建物の中の画面に出てくるウサギの指示に従い、用意されている個室に入って夜を明かそうとするのですが、反対した2名が外に残ります。
もちろん死にます。
その後は全員夜は部屋に入るようにするのですが、一人死にます。
一応死なないっぽい方法が提示されて、どうしたら助かるのかなーヤバいなー
下巻に続く。


なんつーか、始めに死んだ二人に外傷がないんですよね。
作中でも明記されてますが、死因はガスではないかと。
でもガスだと身内に犯人がいる可能性がぐっと下がりますよねー
しかも最初から全員知り合いなので、お互いを疑うという行動に出ないんですよ。
「殺人鬼なんかと一緒の部屋いられるか!俺は部屋に帰る!」が無い。悲しい。

っていうか、ミステリじゃなかったのが大誤算でした。
ミステリじゃなくても、デスゲームを勝ち抜く知能戦でも良かったんですが、それでもなかった。

今読みたいものではなかったので、下巻はまたいずれ。


廃墟の必要性(そもそもの発端の都市伝説)、死因、携帯があるのにテレビ画面もある謎、メールの必要性
気になったところが全て下巻で綺麗に説明されている事を願って止まないです。
多分そうだよね?

今日買った魔法少女育成計画が、思ったよりも知能戦っぽい展開なので、この欲求はそちらで満たします。満たされなかったら辛い。


つーかもう三月ですね。小説?書けねーよ。