犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎


 犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎/コニー・ウィリス 訳:大森望

上巻の半分くらいまで何が起こっているのか分からず、読むのに努力が必要でした。
それ以降は色々な事件が絡み合い、登場人物のキャラクターもつかめてきて一気に読みました。
SFのジャンルに分類される本ですが、ミステリ要素と、古典ミステリからの引用をたくさん含んでいて、楽しい本でした。

最初の方は、主人公が時間旅行ボケを起こしていて人が言っている言葉を聞き間違えまくっていて話の内容がほとんどわからないのですが、そこは少し(作中にもよく引用される)不思議の国のアリスっぽさを感じました。
読み書きがのたうちとよろめき(でしたっけ?)になるような、英語で読めば面白いのでしょうが、訳されると全然面白くないやつ。
こういうことがあるので英語で本が読めればいいのですが……。
年始から始めた英語の本を読む計画はあっさりと頓挫しました……。
kindleが、もっと軽ければ、あるいは……。

あと、この訳者の名前、どこかしらで見たことがあります。
SFなんとか協会に入るのを断られ続けている人でしたっけ?



最近小説書いてないです。
代わりといっては何ですが、まさかの漫画を描くのがなんか楽しい時期が来ています。
プロットはあるんですけど、設定などを詰めるための勉強がめんどくさくなってしまって。
8月末のファンタジアに応募したいんですけどねえ。