とうに夜半を過ぎて
- 作者: レイ・ブラッドベリ,小笠原豊樹
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/02/04
- メディア: 文庫
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30年くらい前の作品ですが、全く古さを感じませんでした。
透き通るような文章と、はっきりとした結末を出さず心の中に残り続けるラスト。
美しい短編集でした。
タイトルがいちいち格好良いのです。
「非の打ちどころない殺人」「なんとか日曜を過ごす」「永遠と地球の中を」
詩人みたい。
本文も詩的なところがありますね。
表紙の絵も素敵ですね。
七つの頭を持つカラスですかね?
(どうでもいい話ですが、中国妖怪について調べていたら、
頭が三つやら馬と人の頭を持つやら、三本足、一つの首に十の体など、めちゃくちゃな骨格を持つものが多くて悩んだ記憶があります。
日本の妖怪もちゃんと調べたら色々あるのかもしれませんが。
しかし、一つの首に十の体ってどういうことなのか)
レイ・ブラッドペリ、もっとほかの作品も読んでみようと思います。