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Self-Reference ENGINE 円城塔
やっと読み終わった!

秋だしSF読もうと思ってかったんですが、読み終わるまで1週間以上かかってしまった。
お硬い文体で、なじみの無い単語が(超越知性体とか論理階梯とか)がいっぱい出てきて、主に通勤の電車の中で本を読むのですが、めちゃくちゃ眠くなってしまいました。
たくさんの短編が連鎖して一つの物語を紡ぐような、紡がないような話でしたが、それも眠くなる原因でしたね。何も進まないし、始まってはいるっぽいけど何が始まってるのか分からないし、終わりはどこだか分からないし。
多分ですけど、「イベント」という何かが起こって時間軸が無くなった世界の話でした。
その「イベント」がなんなのかは最後まで明かされず、各編も時間がバラバラで、最後まで読んでもいまいち掴みきれなかったです。

でも何故か読後感は良好。
面白かったなーとさえ思ってしまいました。
解説が佐々木敦なんですが(これも結構長い)それを読んで何となく物語の概要が掴めたような気がします。

面白かったので読み終わってすぐに最初から読み返したのですが、また眠くなりました。
もうちょっとSFの基礎知識をつけてから読み返そうかなと思っています。
SF、苦手なんであまり通ってきてないんですよね。