謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで 東川篤哉

お小遣いをもらったので思わず買ってしまう。ごめんねお母さん。
どの書店でも平積みされていたので、またドラマでも始まるのかなーと思ってたら待望の文庫化だったのですね。
もうとっくに文庫化されていてるものだと思っていたので驚きました。
つーか、ハードカバーであんなに売れていたのね。すごいね。


烏賊川市のなんちゃらよりも、文章のテンションが高くなくて疲れたときに読んでもイラっとしなそうでした。私は疲れてなかったので分かりませんが。

トリックはまあまあ。
ここに死体を〜が目新しいし、大掛かりなトリックを使っていたのに対し
こちらはトリックというトリックはあまりなく、いわれてみればありきたりだけど、読者と警察の盲点を突いてくる感じでした。

まあ、トリック云々よりキャラクターの個性を楽しむ小説だと思います。最近多いですよね。


カラット探偵事務所も似たような感じでしたが死人がでないのに対し、ばっちり人は死んでました。
でも、解説でも書いてありましたが死体の描写がフラットで、殺される原因もどろどろしていないのでライトな感じ。
売れるだけあって面白かったです。

別にディナーのあとじゃなくても謎は解いてた。