ルカ/天国に涙はいらない

ルカー楽園の囚われ人たちー 七飯宏隆
第11回電撃小説大賞大賞作品

続編は書きにくいんじゃないかしら。と思ったら案の定出てなかったです。
ちょこちょこ人物描写で違和感がありましたが、先の見えない展開で面白かったです。

黒幕というかなんというか、な人物が活躍する場面が少なくて残念でした。



天国に涙はいらない 佐藤ケイ
第7回電撃小説大賞金賞作品
この年は大賞が出ていなかったはず。

タイトルから切ない系エロゲ風かと思ったら違った。
作者の宗教ヲタ知識が一面にちりばめられていて、そうそう、ラノベってこういう感じ!って思いました。
意外と読みやすく、通勤時間に全部読み終わるあっさりっぷり。
あっさりしていたわりにラストに意表をつかれました。



二作とも起承転結がバーーーーンって感じではなかったので、作品を書く上で展開を参考にし辛いなあと思いました。でも面白いんですよね。

最近の受賞作は、序盤で主人公と主役が出会い、問題発生、なんかいろいろあって、敵を倒す!ってのが多い気がしていたので、、、まあそこそこ面白いし読みやすいんですけどね。書きやすいし。
今回の二作品はバッドエンド気味だし、最近のラノベはライトであるべし!って風潮からは外れているかも。
最近の作品ではないのだけどね。
でもそういう作品の方が好きだなあと改めて思ったり。