電撃小説大賞作品を読まない


大賞作品は毎年買っていたのですが、今年はなんかピンと来ないなーと思っていたら店頭から無くなりはじめてしまいました。
代わりに受賞作を紹介する冊子を貰ったのでその感想を書きます。
みんなレビューとかで盛り上がってて楽しそうなんで、少しでも混ざりたい。
じゃあ買えよ。という突っ込みはなしでお願いします。そのうち買いますので。


【大賞】 ゼロから始める魔法の書

島風か。
電撃大賞は珍しいジャンルを取り上げている印象でしたが、ド直球できましたね。
去年なら「西部劇をラノベで? どう料理してるんだろー」という興味が湧いたのですが、
今年は「魔法かー……」と思っているうちに売り切れてました。
タイトル、ゼロ魔とかRe:ゼロとか似たようなものが色々あるので変えた方が良かったと思います。
それにしてもヒロイン、島風か!


【金賞】 韻が織り成す召還魔法ーバスタ・リリッカーズー

面白そうだけど、作中のラップ部分が一切分からないのが不安です。超ださかったらそれだけで読む気なくしそう。
ヒャダインが帯文書いているのも不安要素です。
あ、大賞作品も帯文が劣等生の作者で不安でした! 劣等生は売れてるかもしれないですが、大賞作品の帯文は賞出身作家の方がいいと思います!
あと表紙でビーチク立ってるのはよろしくないと思います! シロクロネクロでさえ表紙ではたってないのに!


【銀賞】 思春期ボーイズ×ガールズ戦争

猥褻物を撤去する法律が出来て、矯正委員が〜って、どこかでみたことがあるようなないような。
下ネタという概念が存在しない退屈な世界」は(恐らく)初めてやったから受けたんであって、ネタが強烈な分似たような設定を出すと二番煎じ感が強くなるのでは。


【銀賞】 王手圭香取り!

これは面白そう。あ、イラストはヤスさんなんですね。
将棋は詳しくないので、わかりやすいといいですね。「野崎まど劇場」で本文の間に棋譜を載せていたんで、この作品でもやれば分かりやすくなると思います。
でもそんなことしたら将棋の監修つけなきゃならなくなって大変かもしれないですね。
表紙が、帯を取ってしまうと寂しいです。
これは面白そう。買おう。


【20回記念特別賞】 水木しげ子さんと結ばれました

個人的な話で恐縮ですが、水木しげる御大の名前を出しておいて妖怪が出てこないって言うのはどういう了見かと。
ヒロインの名前、別のものでもよかったんじゃないですかね?
タイトルのインパクトのために著名人の名前をもじった登場人物を出すのは僕ぁ感心しないなー。
帯文を書いている、入間人間のキャラクター作りがどこへ向かおうとしているのか不安になりました。(田中慎弥みたいなキャラはやめといた方がいいと思うよ!)