魔法少女育成計画


魔法少女育成計画 遠藤浅蜊

面白かった!!!!!!

魔法少女育成計画というソシャゲをやってた少女達が、実際の魔法少女になって人助けをするよ☆
でも魔力の供給が足りなくなっちゃったから魔法少女の数を減らすよ☆
人助けをしたら貰えるキャンディーの数が一番少なかった人が魔法少女じゃなくなるよ☆
毎週一人づつ減らしていくよ☆
頑張るぽん☆


で、ほんわか始まるんですけど、魔法少女から落ちた人が実際に死ぬことが判明し、命をかけたキャンディーの奪い合いが始まります。
そんで策に溺れた人が死ぬのですが、次の週は「偶然」事故で魔法少女が死にまして、死人が出たから脱落者がいないと発表されます。
まあ、そっから殺し合いが始まって決着がつくまで続くのです。


それぞれの使える魔法が一個だけ決まっていて、主人公?表紙の子は「困っている人の心の声が聞こえるよ」。
これは、最初の方は困っている人を助けてキャンディーを稼ぐのに役立ち、
後半は敵の弱点を割り出すのに役立つと言う超絶チート。(でも彼女は全く戦わないです)
魔法を捻って使われたときには、ミステリのラストくらいのすっきり感が味わえました。

14人いる魔法少女に全員見せ場があり(ねむりんは微妙)、展開も早く、冗長なところが一切ありませんでした。
面白かった!
こういう話って考えるの大変そうですね!
面白かった!

魔法少女同士の戦いが面白すぎて、黒幕がどーたらみたいな話がありがちでも全然気にならなかったです。

あと、表紙絵見て「なんでこの子頭にスカシカシパン付けてるんだろ」と思いましたが花のつぼみでした。

面白かった!